イタリア・剣道の旅
2011年1月6日~12日の間、高知大学剣道部の学生11名とOBほか5名の16名でイタリアに行ってきました。目的は7年前に亡くなった、元高知大学教授・剣道部顧問の故大塚忠義先生と親交の深かったイタリアのZAGO剣道錬士七段が、毎年開催している「大塚先生メモリアルセミナー」への参加でした。
1月6日関西空港からパリのシャルル・ド・ゴール空港に、その後トランジットしてミラノのマルペンサ空港に着きました。
翌日、1日観光をさせていただきました。映画「冷静と情熱の間」でみた憧れの駅・ミラノ中央駅。ユーロスターに乗って到着。
あいにくの雨の中、スフォルツェスコ城見学のあと中心街ドゥオーモへ。ちょうどバーゲンセ-ルが始まって人がいっぱいでした。
3日目、4日目とミラノ近郊第二の都市・ブレシアにて剣道セミナーに参加しました。イタリア各地から40名超の方々が熱心にセミナーを受けました。内容は「稲妻攻撃の効用」
題名はふざけた内容のように聞こえますが、これは大塚先生が外国の人にも理解しやすいように、日本剣道を解説したものでした。
攻めの稽古。避けるときにできる隙、ボケっとしてできる隙、攻めるときできる隙の3つ隙に分けて、先・先の線(しかけ技)、先の線(しかけ技、出鼻技)、後の線(応じ技)と9時から15時までみっちりと稽古して、その後お互いの地稽古をしました。
外はマイナスの気温ですが体育館の中はとても温かく、快適な稽古でした。とにかくイタリアの方の熱心さにはびっくり。私たち日本人も見習うべきところがたくさんありました。
3日間とまった宿舎は木造の大型ロッジのようなところ。一泊3000円くらいでとてもよかったです。
さよならパーティーを開催して頂き、学生たちと「豪気節」という高知大学の学生が歌う歌を披露しました。イタリアの方と慣れない英語で話をして盛り上がりました。
お世話になったZAGO先生。毎年のように日本に来て稽古をされています。今年も大阪体育大学含め春に3週間の予定で来日されるそうです
帰りのオランダ航空が途中でキャンセルになり、オランダで一泊というアクシデントがありましたが、なんとか乗り切って予定より1日遅れでみんな無事に帰りました。2年後のこのセミナーにまた学生たちと一緒に参加することを願っています。