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木になる話

第3回 子供たちこそ先生!

第3回 子供たちこそ先生!

みなさんこんにちは!アーリーバードの井上賢二です。

私は会社経営者でもありますが、剣道の指導者もさせて頂いています。
地元の味酒剣道会というところなのですが。現在の会員は、小中学生54人、一般15人となかなか松山市の中では大所帯です。歴史も50年ですから多くの優秀な選手や先生方を排出しています。私自身もこの剣道会出身で5歳の時から剣道を習い始め、指導者となって18年目です。

指導をさせて頂いて子供たちと接している中、一番思うのは「子供たちは親のコピー」ということです。まずは、お父さんかお母さんが、その年頃にきっとそうであったように「運動できる子」「運動が不得意の子」「素直な子」「気の荒い子」「甘えん坊」「しっかり者」いろんな子供がいますね。私の息子、娘含めて、指導してきたいろんな子供たちやお父さん、お母さん方とお話をすると、やっぱり親の子供時代の写し鏡であることが少なくないと思います。

もうひとつは「親のその時の心も写す鏡」ということです。夫婦仲があまりよくないところの子供は、急にそれが態度に現れますし、勝敗に対して極端に叱咤する親だと子供はとても萎縮しますね。わがまま勝手気ままな親の子供は段々似てきますし。親の責任は重大ですね。そのことに気づいていない親の子供に問題行動があった場合には、その親は学校や社会に責任転嫁することが少なくないような気もします。

もちろん私のような指導者にも問題はあります。少年剣道の指導者には資格なんていりませんから誰でもなれます。私自身も若い時には勝たせたいものですから、子供たちの能力関係なしにガンガン稽古させることがありました。自分の感覚中心に指導しますからうまくいかないのは当たり前でしたね。その中で数人の「運動能力のある子」や「素直な子」はレベルが上がるわけですが、その他の子は伸びないわけです。剣道は5人制ですから5人全員強くならないと中々勝てない。勝てない原因は私自身にあったわけです。

若い時は失敗の連続です。子供で実験しているようなもので。自分の指導の技量がないのを子供たちに教えてもらっているようなものです。他の剣道会の経験豊富な先生方の教え方をみたり、指導者講習会に参加したりしながら気づき、「多くの子供たちに迷惑かけたかもしれない」と後になって反省するわけです。

18年間指導させて頂くと卒業生たちが時々声を掛けてくれます。もっともそのころの私の傲慢さや指導能力の無さを子供たちは乗り越えて、昔話をしてくれます。「あのときの稽古は大変だった」とか「もう少しで先生をやっつけられるところだった」とか。最後に感謝の言葉を言われると、「本当は私がみんなに教えてもらった方だ」といつも感じます。

子供に教えられる事は少しの知識くらいで、生き方は逆に教えてもらったように思います。
みなさんのご意見をお聞かせください。ではまた。

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