木になる話

第24回 「剣道を想う ~その3~」 年寄りでも強い

第24回 「剣道を想う ~その3~」 年寄りでも強い

みなさんこんにちは!アーリーバードの井上賢二です。
剣道の経験がない方には全く理解されないことなのですが、剣道では八段(剣道の最高段位)を取得している先生方に掛かると(その先生の年齢が70歳を過ぎていても)大学生や警察の選手が子供のように扱われることは少なくありません。それが全日本選手権の優勝者であっても例外ではありません。

剣道の八段位は決して名誉や肩書きではなく、実際に稽古を多くこなし、精進し続け、名剣士たちとの多くの経験をした方が合格しています。八段審査は、七段取得して10年以上精進した先生方が毎回1000人ほど受審します。そのうち審査に通るのは10人程度ですからどれほど難しく、どれほど強く、優れた技量を持った方が受かるのかお判り頂けるでしょうか?

剣道の審査に行くと「合否の基準が判らない」といった意見をおっしゃる方がいます。しかしこうした意見はほどんど「落ちた人」からの声です。
何度も落ちて、いろんな工夫して、何度もいろんな先生方に掛かっていき、自分自身を見つめ直すことで人は必ず成長します。心身ともに本当に成長した時、「きらりと光るもの」をもったその段位に即した人になるのだと思います。1000人もの受審者を見続ける中で審査員が観るものは単に打突ではなく、心の中かもしれません。そして受審者は受かった時、それに少し気が付くのかもしれません。

八段の先生方が証明してくれている通り、剣道はうまく続ける≪修行する≫ことによって、年齢を重ねても力量がUPし、若い人たちよりも優れた技や打突ができます。修行なんて現代では嫌われるような言葉ですが、体力の面でいうと最もピークの20歳台と本来衰えているはずの70歳台が一緒に同等に稽古に取り組めます。

私の所属の剣道会に40歳まで全く剣道を経験したことのない女性が、68歳で六段を取得し、現在七段位に挑戦しているという先生がいます。私を幼稚園の時から教えて頂いた先生は、私の子供も80歳を超えても指導して頂き、親子二代でお世話になりました。それぞれ先生方のコツコツと積み上げられた成果ですが、他のスポーツではこのようなことは難しいのではないでしょうか。

もし、生涯何かに打ち込むものを見つけたいと思っている方、子供に何か身に付けさせたいと思っている方がいれば「剣道」は有力な選択肢だと思いますがいかがでしょうか?
みなさんのご意見お待ちしています。

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