木になる話

第68回 剣道の指導者として

第68回 剣道の指導者として

みなさんこんにちは!アーリーバードの井上賢二です。
私は剣道の指導者をさせていただいて20年になります。アーリーバード設立が18年ですから、実はそれより長いのです。もっとも剣道を学んで48年ですから、よく続くけることができたなあと自分でも思います。

私が学んだ剣道会は、東京オリンピックを契機に地域体育の育成するために昭和40年に公民館が立ちあげたものです。当時の公民館長さんが地域に住んでいる剣道指導者に声を掛けて、公民館の1階を運動のできる板の間に改造して始めたと聞いています。

私は5歳の時から剣道を学びました。当時は子供も多かったのでガンガン先生や先輩に掛かっていくだけの気合いと根性の稽古が多かったように思います。私より上手な友人はたくさんいましたが、気持ちだけは負けたくなかった方なので、ほとんど休まず稽古に行きました。小中学生の間その剣道会で学び、高校・大学と続けることができました。大学卒業後10年ほど離れていましたが、その後地域への恩返しのつもりで指導者として剣道会に復帰、続けることでそれは私の生活の芯棒みたいなものになりました。

今になって考えてみれば、子供たちに指導者にしてもらったと思っています。少年剣道の指導者はボランティアで、資格があって行うものではありません。ですからかつての私の指導が正しいものであったか反省があります。一生懸命子供たちに向き合ったつもりでしたが、保護者の皆さんとの理解や教育方針、私自身の教育技術等が不十分だったという反省です。そんな悩みの中、県外含めた多くの剣道講習会への参加や地域や中、高、大学の剣道指導者との交流などから指導者としての多くのものを学んできました。剣道7段も取得し、やっと指導者のスタートラインに立ったのかもしれません。

現在の私の剣道会の中での役割は、小学3~4年生を中心に教えることです。防具を着けて初めて試合に出始める年代で一番大切な年代です。ここで正しい形やその子に合わせた指導をせずに、単なる競技剣道に固執すると後で大変なことになります。子供たちが剣道の魅力に気づき、好きになってもらい、大人になっても続けてもらえる基礎を作りたいと思っています。

先日、かつての教え子が道場に来てくれて大学の卒業・就職の報告に来てくれました。それだけで指導者としてその子に関われたことを幸せに感じました。これからも子供たちにそんな幸せもあることを伝えたい。田舎侍ではありますが、日本剣道を地域で引き継ぎ伝えるものとしてがんばらなければと思います。みなさんのご意見お待ちしています。

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