木になる話

第87回 雨漏りの話

第87回 雨漏りの話

みなさんこんにちは!アーリーバードの井上賢二です。
花粉症の季節が終わったら、今度は梅雨が待っています。

雨漏りは住宅の瑕疵事故の88%を占めると言われています。その中でも①屋根と軒天の取り合い部分、②サッシと外壁の取り合い部分、③笠木との取り合い、この3か所が重要な部分です。

建築の防水には<1次防水><2次防水>という考え方があります。
1次防水とは「外壁材・シーリング」などのことで、2次防水とはその下に施工してある「防水シート・防水テープ」などを指します。それぞれの施工が正確にされていることで、1次防水が切れて水が浸入しても、2次防水で躯体には影響を与えないように施工するというものです。

1次防水で重要な外壁材の板間やサッシとの取り合いに打つシーリングは、外壁材によって種類の選別やプライマーとの組み合わせも適切に行わなくてはなりません。目地幅は10mm程度、深さも5mm~10mm程度で浅すぎても、深すぎてもいけません。防水テープや防水シートもいろんな機能を持ったものがあります。施工性も合わせた性能のよいものを選ぶことが大切です。

現在は瑕疵担保責任保険の防水検査などもあるので、事故は起こりにくくなってきています。防水関連の施工はどの建築会社も注意している点だと思います。それでも事故が起こるのは、防水に係る業者以降に入って施工する他の業者の認識不足やちょっとした気のゆるみがあるようです。
あとから入った電気工事店が何気なく2次防水を破っていたなんて例もありますし、目視としては防水が出来ていても雨が降ったら浸みてきたなんてこともあるので、念には念を入れて施工し、その後の確認をしなければなりません。

お引渡し後にも、ケーブル業者や警備業者が簡単に外壁に穴を開けたり、ビスを止めたりすることで雨漏りが発生することもあります。あとから施工する業者さんは家の防水のことなどはあまり気にしてくれません。(1次防水のためのシーリング処理はしても、隠れた2次防水に対しても処理は難しいため)そこで、お引渡し後に入る業者がある場合は聞き取りをして、外壁にスリーブや配管を予め施工することも大事になってきます。

プランの段階から事故が起こる箇所を予測しながら2重3重に対策を練って施工する。建築会社として気を抜かず勉強していきたいと思います。
みなさんのご意見お待ちしています。

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