木になる話

第93回 車の選び方から見る住宅

第93回 車の選び方から見る住宅

みなさんこんにちは!アーリーバードの井上賢二です。

住宅をどこで建てるかを考える時に車のように分かりやすければ良いのかもしれません。大きさでいえば、軽自動車、普通車、大型車。省エネ性でいえば、ガソリン車、ディーゼル車、ハイブリッド車、電気自動車。目的別でいえば、コンパクトカー、SUV、ワンボックス、スポーツカー。それらにそれぞれ値段がついて、安全性能がついて、デザイン性も含めて複合的に選んでいくことでしょう。

商品の購入はその時のライフスタイルに合わせた考え方で選ぶものですが、車の場合は10年程度で買い替える場合も少なくないので選びやすいでしょう。(毎年なんていう人もいるかもしれません)住宅の場合は高価な買い物なので、長期間使う事が前提となりますが、その間に住宅は劣化しますし、歳を取ってからライフスタイルも変わりますし、住宅自体も進化していきます。単に展示場周りをしながら、予算に合わせて、感じの良い営業マンで住宅を決めると将来困ることもあるのかもしれません。住宅選びは自動車よりもはるかに長期的な視点をもって判断しなければなりません。

住宅は人生の大きな投資です。家族のこれからの10年、20年を考えなければなりません。今後の社会の変化も予想しなくてはなりません。今住んでいる地域はどのように発展または衰退するのか?自分の収入の変化はどのようになりそうか?もしかすると、最新式の住宅よりも性能は落ちるが、生活の利便性の良い場所にある中古住宅の方が良いという判断もあるでしょう。家族が巣立ち少なくなることを予測して、今はちょっと不便でも小さな家にすることも良いでしょう。お金があればレクサスのような高級車仕様の住宅も選べるかもしれませんが、性能の高い家は工事費が高いです。その反面、光熱費が安かったり、快適性が違ったりするのが悩みの種です。

私の思う結論は予算ありきで選ばないことです。予算はもっとも大切な要素ですが、予算からの逆算は失敗を招くことがあります。単に学力に合わせて大学を選んで進学した受験生が、就職もなんとなくしてしまう事態と似ています。進学には何を学びたいかの意思が必要で、大学進学というと投資を有効活用するにはその意思が重要です。住宅も建築主の将来の生活への意思をしっかり持ち、そのうえに立って判断することが大切だと思います。「それが分かれば世話がない!!」なんて怒られるかもしれませんが。

最近は簡単に打合せして、1~2ヶ月で建つ住宅メーカーもあります。私の性格的な問題かもしれませんが、打ち合わせから完成までじっくり時間を掛けて住宅をつくる方が本当の住宅建築の姿に見えて仕方ありません。

みなさんのご意見お待ちしています。

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