木になる話

第104回 経営のお話 その2

第104回 経営のお話 その2

みなさんこんにちは!アーリーバードの井上賢二です。

103回の《経営のお話》の続きです。人生の経営において、家庭の経営において「想像力」「予測力」が必要なことをお話しました。私は建築会社なので建てさせて頂く方々の人生に深く関わります。その覚悟をもって仕事をしていますが、その仕事は効率よくできるものではありません。お客様の人生は複雑で人により全く違うからです。前回、「想像力」を「天気予報」に例えましたが、それぞれの人生の「明日の天気」「週間天気予報」「長期予報」を出すためには、それだけの情報を集めなくてはならないからです。

じっくり多くのお話を聞きながらその情報から、その家族の今後に関して「想像力」と「予測力」を働かせます。建築の仕事では、男性が出す「天気予報」と女性が出す「天気予報」では大きく違います。男性は論理的に判断しますから情報を集めて精査して、それをひとつの方向に集約します。一方女性は感情的に共感するものを探しますから、迷い、多くの選択肢を考えます。なんの制約も与えずに「想像力」を働かせると、同じ情報を聞いても女性からは複数の発想が選択肢となり、男性からは集約されてひとつの選択肢が生まれます。

ここからは会社の考え方、経営方針の壁があります。男性が考えても女性が考えても効率を重んじる会社ならあなたにお見せするプランはひとつ。「あなたの意見をまとめたらこんなプランができました。」とひとつのプランを提案されたら「私の意見ではこんな家ができるか」と信じてしまうでしょう。しかし、実はほかにも多くの可能性があるのです。あまりにももったいない。長い人生にもっと「想像力」と「予測力」を働かせて多くの可能性を見せてあげるのが建築だと私は思います。たくさんの可能性をみて判断したほうが、あなたは納得いく住宅を建てることができるのは間違いありません。

もっとも世の中には《プラン住宅》といって既成のプランを敷地に当てはめる方法の建築もあります。これはどちらかというと建築の効率をあらかじめ追求し、「これからのあなたの生活」よりは、「現在のあなたの懐状況」に合わせた建築方法です。お金も大切な要素ですから、あなたが住み替え前提ならいい方法とは思います。それも一つのプランですが、ずっとそこに住み続ける家を建てるなら、弊社なら次のようなご提案をします。

弊社では女性プランナーがお話を聞いて5プランくらいはご提案します。それはお客様の納得もありますが、私たちの納得もあるのです。可能性を見逃してはなりません。多くのプランをみながらお互いが情報交換することで、必ずよい発想が再び生まれるのです。5つを4つにし、3つにする。それを繰り返しながらひとつにまとめる作業は根気と時間と手間がかかります。買い替えのきかないものをつくるのからこそ、私たちは経営方針としてそうすべきだと思っています。また、男性社会の住宅業界が女性的な提案が増えることを期待しています。

あなたの人生の経営に対する考え方と住宅会社の建築に対する考え方が交差するところに出会いがあります。多くの方々との出会いがあり、お役たちしたいと私は思っています。みなさんのご意見お待ちしています。

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